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Lesson.08*リズム1/正しいリズムを身につける |
◆コースは、基準となる速度をもとに作られる
障害飛越で最も重要なのは、馬が障害を飛びやすいようにアプローチすること。そのためには、ライダーが正しい基本姿勢をマスターした上で、「リズム」や「ライン」、「馬の体勢」などを整える必要があります。このうち、今回は、走行のリズムについて解説していきましょう。
障害飛越の競技では、当日の下見まで、走行するコース内容を知ることができません。一方で、常に決められたルールに従って作られるため、コースには大まかな傾向があります。
まず、障害飛越の競技は、S級A、160cmクラスのグランプリを頂点とし、以下、10cm毎にクラス分けされています。
頂点のグランプリでは、観客がより楽しめるように、出場人馬の能力を、最大限引き出せるようなコースがデザインされます。
一方、その他のクラスは、このグランプリに向けて、人馬がスムーズにステップアップできるように、トレーニングの要素を含んだコースが作られます。
それぞれのクラスでは、障害の高さや幅、個数などの上限が決められていますが、なかでも重要なのが、馬の一完歩のストライドを3.6mとした上で、基準となる速度が、あらかじめ設定されているところです。
この連載の目標であるL級B、100cmクラスでも、分速350mという具体的な速度を基準に、コースが作られます。そのため、まずは人馬ともに、この基準となる「リズム」をマスターすることが大切なのです。
なお、経験の浅い人馬のために作られる100cmクラスのコースでは、一般的に、難易度が低く基本に忠実なコースが作られます。そのため、スタートからゴールまで、基準となる「リズム」を一定に保つことができれば、それだけで、驚くほどスムーズにコースを走行できるようになるでしょう。
◆コンビネーション障害で、正しいリズムをマスター
今回から、本格的な障害飛越のレッスンに入っていきますが、アメリカン・スタイルでは、簡単なコースを使って練習していきます。このコースは、近年のコースデザインの流れに沿って開発されたもので、経験の浅いライダー、または馬が、効率良く上達できるように様々な工夫が凝らされています。
今回は、コース序盤のコンビネーション障害を飛越して、正しいリズムをマスターしていきましょう。
まずは、馬の一完歩のストライドを3.6mとし、分速350mのスピードを基準とした図のようなコンビネーション障害を作ります。ライダーがリズムとバランスだけに集中できるよう、ラチ沿いに作りましょう。
速歩で元気よく地上横木にアプローチし、クロスバー障害を飛越。それぞれ1完歩で、垂直障害、オクサー障害を飛越していきます。
リズムが速すぎると、踏み切り位置が近くなったり、遅すぎると、踏み切り位置が遠くなったりします。速度を一定に保ってスムーズに飛越できた時が、分速350mの正しいリズムです。そのリズムがしっかりと身に付くまで、何度も繰り返して練習しましょう。
なお、このコンビネーション障害では、クロスバー障害、垂直障害、オクサー障害と、代表的な種類の障害物が並んでいます。そのため、同時にそれぞれの障害に対応したライダーのバランスも強化できます。
正しいリズムを一定に保って飛越できるようになったら、「ロング・リリース」で、片手を離したり、両手を離したりして、ライダーのバランスも強化していきましょう。
◆今回のツボ
「正しいリズムは、コンビネーション障害で身につける」
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