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Lesson.09*リズム2/駈歩でのアプローチ |
◆最も簡単で難しい、第一障害へのアプローチ
前回に続き、今回も、アプローチにおいて重要となる走行の「リズム」について解説していきます。
これまでの障害飛越の練習は、速歩からのアプローチが中心でした。速歩は、ストライドが大きい駈歩よりもコントロールしやすく、ライダーもバランスがとり易いため、ビギナーライダーにとって、練習しやすいアプローチ法です。ただし、障害飛越のコースは、駈歩で走行するのが基本です。そこで今回は、駈歩でのアプローチについて解説しましょう。
さて、ここで一つ問題です。障害飛越のコースにおいて、最も簡単で、同時に難しい障害と言えば、どの障害でしょう?
答えは、第一障害です。
一般的に、第一障害は最も高さが低く、特に100cmクラスなどのビギナー向けのコースでは、アプローチしやすい場所に設置されます。また、人馬がリズムよくコースを走行できるように、勢いがつきやすいオクサー障害であることが多く、最も飛越しやすい障害と言えます。
一方で、入場してから停止・敬礼し、駈歩で発進した後、最初に飛越する障害でもあります。第二障害以降の障害物は、馬が障害を飛越した勢いを利用し、流れの中でアプローチできます。しかし、第一障害だけは、停止したゼロの状態から、ライダーが理想的なリズムを作り出さなければならず、コース走行において、難しく特殊な障害とも言えるのです。
実際、全日本などの大舞台でも、この第一障害へのアプローチは、勝敗を分ける重要な見どころの一つとなっています。
◆理想的なリズムを保って、駈歩でアプローチ
第一障害の難しさを例に挙げたように、ライダーが発進から正しい駈歩のリズムを作って障害にアプローチするには、高度な騎乗技術が求められます。
そこで、アメリカン・スタイルでは、前回練習した、コンビネーション障害に、図のように垂直障害を一つ加えて、簡単なコースを作って練習します。
まずは速歩で地上横木にアプローチし、コンビネーション障害を、分速350mの正しい駈歩のリズムでスムーズに飛越します。発進から自分でリズムを作り出すのは難しいので、まずは、このコンビネーション障害を利用して、正しいリズムを保つことを目指して、垂直障害にアプローチしていきましょう。
また、この時、この垂直障害を、コース上における第一障害だとイメージして下さい。コンビネーション障害をスムーズに飛越した時と、まったく同じリズムをキープできれば、それが、正しい駈歩のリズムであり、同時に、コース走行における第一障害への理想的なアプローチとなります。
何度も繰り返し練習し、正しい駈歩のリズムとバランスでアプローチする感覚を身につけていきましょう。
◆今回のツボ
「障害飛越の計は、第一障害にあり」
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