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Lesson.12*一歩進んだテクニック(最終回) |
◆障害の形状に応じたアプローチ
障害飛越のコース上には、高さだけの垂直障害や、幅のあるオクサー障害など、様々な形状の障害物が配置されます。
高さが120センチを越える中級クラスの障害物になると、その形状の違いにより、馬の飛越体勢や踏み切り位置なども変わってきます。
例えば、高さだけの垂直障害では、前方よりも、上方へ高く飛ぶ力が求められます。一方、幅のあるオクサー障害では、高さだけでなく、幅を越える前方への力も求められます。また、馬が描く放物線の頂点は、どちらも、障害物全体のほぼ中心が理想です。そのため、垂直障害とオクサー障害では、馬が踏み切る位置も変わってきます。
このように、中級クラスになってくると、それぞれの形状に適した馬の飛越姿勢や踏み切り位置などを理解し、馬が飛越しやすいようにアプローチする必要が出てくるのです。
なお、100センチ程度の初級クラスまでは、馬は、このような形状の違いによる影響を受けません。まずは、基本となる正しいリズムとバランスを一定に保って走行することを目指して下さい。
それができるようになって、さらに余裕があれば、アメリカン・スタイルのコース練習の中で、垂直障害は少しバランスバックし、オクサー障害は少し勢いをつけるなど、それぞれの形状に適したアプローチを意識して、走行してみましょう。
◆直角コースで、回転を強化
馬場内に様々な障害が配置される障害飛越のコースは、そのほとんどが回転の連続で構成されています。
コース上を落下や反抗などの減点を受けることなく、正確に飛越していくには、思い通りに描いたラインの上を、スムーズに回転できることが必要不可欠です。
また、中級以上の競技では優勝決定戦、ジャンプ・オフが実施されるように、障害飛越は、最終的にはタイムレースです。相手より速くゴールを切るには、単にスピードを上げるよりも、小さく回転して走行距離そのものを縮めてしまうショートカットの成功が、大きく勝敗を分けます。
このように、理想的なアプローチやタイムレースを制する上で、重要なキーワードとなる「回転」。これを効果的に強化できるのが、直角コースによる練習です。
まず、埒沿いにコーンと2組の地上横木を置き、直角に近いラインを描いて、小さく回転する感覚を身につけていきます。ライダーの重心移動と、人馬の内方姿勢をしっかりと意識し、早め早めの準備を心がけてスムーズに回転していきましょう。
慣れてきたら、地上横木を障害にしたり、障害間の距離を縮めたりと、難易度をあげていきます。
このように、急なラインにも対応できるように練習しておくと、回転の幅が広がり、より安定した走行ができるようになります。
◆今回のツボ
「何事も、バランスが大切」
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